新しい職場で働くために② ~上手な退職、円満退社の仕方~ | ノースウエーブ・ジョブ

新しい職場で働くために② ~上手な退職、円満退社の仕方~

辞める意思を伝えてから退職するまではどのくらいかかるの?

退職の申し出と退職日について

端的に記しますと、本人が退職を希望すれば2週間で退職は可能です。
退職については民法627条1項にこう記してあります。
”当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。” 
なので、会社に退職の意思を示してから辞めるまでに必要な期間は2週間なんですね。意外に短いと思うかもしれません。

しかしながら、一般的には業務のルーティンなどを踏まえて、退職の申し出から退職までは1~2ヶ月が望ましいといわれています。それは今まであなたが担当していた業務の引継ぎが必要だからです。場合によっては人をあてがわず業務分掌する職場もあるでしょう。新しい人を募集して、面接、採用、その後に引継ぎしたり、今いるメンバーに振り分けることを考えると、残される方としては2ヶ月でも短いと思うかもしれません。

自分の言葉で直属の上司に退職の意思を伝えて円満退職しましょう

辞める人にとっては、「辞める」と告げた後は居にくいものですし、有給休暇をすべて取得してすぐに辞めたいと思うのは自然なことです。ましてや次の職場が決まっていたら尚更すぐに辞めたいですよね。人間関係も給与もある程度納得して働いている場合は心に余裕もありますが、人間関係のイザコザ、やりがい搾取、パワハラなどの被害を感じている場合は言わずもがなです。

もちろん、本人が退職を希望すれば、申し出から2週間で退職は可能ですし、 有給消化もあるので翌日から出勤しないという考えの方もいらっしゃいます。どうせ辞めるのだし、職場の人とは深いつながりもなかったのでスグに辞めても大丈夫だろう……と思う気持ちも分かります。

しかし、退職後も人生は続きます。「世間は狭い(世間は広いようで狭い)」という言葉や「立つ鳥跡を濁さず」という諺からも推察できますように、円満に退職しておかないと自分自身が不利益を被ることもありますので注意しましょう。

自分で伝えるのは勇気がいる? 退職代行サービスを使うのはどう?

お世話になった先輩や同僚、お得意様に対して「申し訳ない」という気持ちがあり、なかなか「退職したい」と言う勇気をだせない人もいると思います。逆に仕事に不満が多く、「職場の人とは仕事の最低限のことしか関わりたくない」と思う人もいますね。どちらの場合も「退職代行会社に頼もうかな?」と考える人がいるのも頷けます。近年、「退職代行」というサービスが広まってきました。退職を言い出せない人や引き留めにあって辞められない人、入社したばかりで辞めると言いづらい人などに対して、会社との間に入って退職の調整をするサービスです。申し込めば確実に退職できるので利用者が増えているようです。では、この退職代行サービスはスタンダードな手法になりコモディティ化するのでしょうか? 退職代行サービスを通じて「退職の意」を伝えられた方の気持ちを考えてみましょう。そこはやはり人ですから、大切なことを他人に託されてしまうと良い気分にはなりません。先述したように思わぬところから「勝手に退職した」というネガティブな印象がついてしまうこともあるので、留意しておきましょう。
もちろん、お話にならないような劣悪な環境の職場を辞める場合の選択肢として退職代行サービスという手段があることは覚えておいて良いと思います。

円満退社、円満退職を望むなら理由も賢く伝えましょう

オススメな退職方法は「円満退社」です。退職に円満と円満じゃない方法があるの?と思われるかもしれませんが、円満に退職する方法はありますし、円満退社の方が後の人生で有利になります。
円満退社をするには、「その理由なら退職しても仕方ない」と上司や同僚に思ってもらえるストーリーを作り、「感謝の気持ちはあるが次のステージでがんばりたい」ことを伝えましょう。「この職場で学んだことをもっと生かせる○○を目指します」など、応援したくなるストーリーになると良いですね。

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