転職活動を始めると目、耳にするキーワードの一つに業界分析・企業分析という言葉があります。
業界分析・企業分析ってなんだろう?と疑問に思う方も多いと思います。ここでは、業界分析・企業分析について考えてみます。
前職と同じ仕事を探している人も、違う分野で働きたいと思っている人も、転職を機にどんな業界や企業があるのか見ることをオススメします。知らないだけで実は自分にピッタリな職種があるかもしれませんよ。
志望動機については、すでに応募の段階で履歴書やエントリーシートに書いて提出してあると思います。しかし、そこで安心していると思わぬ落とし穴があります。それは「提出した内容と面接での発言が同じか」ということです。
転職活動を始めた初期は「A社に対してこんな魅力を感じて応募した」と鮮明に記憶に残っていても、並行して何社か受けていたり、転職活動に慣れてきた頃には、A社とB社の志望動機が頭の中で混ざってしまうことがあるので特に注意しましょう。
また、書類提出時には気づかなかった企業の魅力を新たに発見した場合、「書類提出後に御社のWebサイトを見て気づいたのですが」など、企業研究を続けていたことや、新たな気付きを話すチャンスにもなりますので、そのような内容がある場合は頭の中で整理しておくといいでしょう。
業界分析や企業分析と聞くと、とても難しいことのように感じますね。
確かに世の中にある企業や団体の分析をしようとすると途方もない作業に思えますし、総務省によると(令和3年の資料ですが)日本には368万と膨大な数の企業がありますので、実際に「全部調べる」のはかなり大変です。
日本の企業数が368万と聞くとびっくりして調べる前にうんざりしそうですが、大丈夫です。
転職活動の中での業界分析や企業分析は「自分が働く」というフィルターをかけての分析ですので、自分の興味のある職種や分野を体系的に見ていくことになります。
ほとんどの企業はどこかの「業界」にカテゴライズされていますので、まずはどんな業界があるのか、そんな職種があるのかを知ることが第一歩です。
実際の求人を見ながら、自分に合った業界・企業を探ることをオススメします。
実際に働くのは1社ですから(掛け持ちしても2~3社ですよね?)膨大な量の企業全部を見る必要はありません。カテゴリー分けして自分の興味のある分野を探してみましょう。
調べる軸となる項目をいくつかあげて見ますので、自分の興味がどこにあるかを考えながら探してみましょう。
こんな風に業種や形態を調べることが業界分析・企業分析につながります。
数ある業界や企業の中でどんな位置で働きたいかを考える時間を持てること、自分に合った職種を考える時間を持てることは、転職時のだいご味でもありますので広い視野で探してみてください。
……そうはいっても特定の資格がないとできない、既定の年齢までしか就けない仕事もありますので範囲を狭め過ぎず、色々な角度から自分に合った仕事、やりがいのある仕事を探してみましょう。